薬 用 利 用 |
採取・調整 |
早春か秋に地上部が黄色く枯れかけてきた時に、根茎を堀採ります。ひげ根を取り除き、水洗いして天日乾燥させます。乾燥しやすいように縦に切ると良いです。また、蒸気で蒸してから乾燥させることもできます。
天日乾燥でできたものを生薬では、萎ずい(いずい)といいます。 |
薬 効 |
滋養強壮、強精、老化防止、美肌、糖尿病、胃潰瘍など
有効成分として他種類の粘液質のオドラタン、フルクタンを含みます。 |
使用方法 |
使用方法は、天日乾燥させたものを5~10gを400ccの水に入れて煎じます。水が約半分になるまで弱火で煮詰めます。これを1日に用いる量として、食間に3回服用します。
打撲傷には、萎ずいの粉末を食酢で固めに練り、患部に塗るか、または生の根をすり下ろして塗布します。
◇ アマドコロ酒
4月~10月に採取した根茎からひげ根を除き、水洗いして乾燥させます。乾燥した根茎200gをホワイトリッカー1.8㍑に漬け、3ヶ月ほど冷暗所で熟成させた後、布でこし1回20㍉㍑を飲用します。漬けた根茎は6ヶ月程度で取り除きます。
アマドコロ酒は、淡黄色で特有の香りがあり、補精、強壮、老化防止、美肌に効果があるとされます。 |